1950年にアメリカで出版され、世界中の子どもたちに読み継がれている児童文学の名作、『エルマーのぼうけん』の続編、『エルマーとりゅう』です。
ある日、エルマーは、助けたノラネコから、かわいそうな竜のいる島の話を聞き、冒険の旅に出かけます。続編では、竜を救い出したエルマーは嵐に合い、今度はカナリヤ島に行きつきます。
そこでは、島じゅうのカナリヤが、みんな”しりたがりのびょうき”になっていました。重い病気にかかってしまったカナリヤ王を救うために、エルマーと竜は力を合わせて、知りたがりの伝染病から救い出すことに。
本の見返しに描かれているのは、エルマーが旅した”カナリヤ島”の地図。地図を眺めながら読み進めていくと、ハラハラドキドキ、ファンタジーの世界に引き込まれていきます。
作者の義母であるルース・クリスマン・ガネットが描く優しいタッチで描かれた挿絵も魅力。
少年エルマーと竜の友情の物語は、「エルマーのぼうけん」「エルマーと16ぴきのりゅう」の全部で三部作。どれも、心に残る冒険の物語です。
お子様が初めて一人で読む「児童文学」としてもおススメの一冊です。