「のこりもの 世界の性質:残るということについての研究」記録集

世界をきちんとあじわうための本

1,870円(税込)

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あらすじ

2013年に開催された名古屋市文化基金事業 ファン・デ・ナゴヤ美術展2013「のこりもの‐世界の性質:残るということについての研究‐」の記録集として作られた一冊。

      

本展は、「ホモ・サピエンスの道具研究会」という人類学者によるリサーチ・グループが企画し、人類学者の他、ガラス作家や料理専門家などを様々な表現者がテーマを掘り下げ、展開した興味深い展覧会です。

      
      
      

展覧会の記録に、新たな要素を加え、新装版として届けられた一冊。呼吸をする、ペンで何かを書く、頬にあたる風を感じるなど、日々の暮らしの中であたりまえなことに目を向け、考察する。

      

「世界はあたりまえのようにあって、すでに誰もがあじわっているけれど、それをきちんとあじわおうとすれば、いつもと違った「何か」が必要です。本というものは、そうしたきっかけをあたえてくれるもの。この本は、どのページを開いても、特別なものは何もなく、呼吸や靴や掃除といった、ありふれた日常の話があるだけですが、世界とはそのようなものです。でも、そこには展覧会の企画へと至った観察と発見が詰まってもいます。この世界には、どんな味かは別として、たしかなあじわいがあります。この本をきっかけに、気づく、探る、指し示すの単純な流れに沿って、みなさんも、毎日の営みのうちにある、それらのあじわいに出会ってもらえればと思います。」(本書「はじめにより」)

      
      

『世界をきちんとあじわうための本』。タイトルのとおり、日々の暮らしに新たな気付きを与えてくれ、読後感を味わえる一冊です。

   
  

詳細

  • 商品名世界をきちんとあじわうための本
  • サイズ165 x 225 mm
    92 pages
  • 出版元エルビスプレス/オンリーディング

著者

           
  • ホモ・サピエンスの道具研究会
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  • 生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者を中心メンバーとするリサーチ・グループ。研究は、専門家だけがおこなう特別なものではなく、本来、あらゆる人が暮らしのなかであたりまえにやっていること。そうした日々の暮らしのうちにすでにある営みを資源としながらかたちを与え、誰もがわかちあえる、そのような機会をふやしていきたいと考え、活動している。
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  • Twitter:@sapiensneipas
  • エルビスプレス
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  • ELVIS PRESSは、名古屋のブックショップ&ギャラリー、ON READINGが2009年に立ち上げた出版レーベルです。アーティストたちの優れた作品を、「本」というかたちで、軽やかに紹介していきたいと考えております。
  •        
  • http://elvispress.jp/

「のこりもの 世界の性質:残るということについての研究」記録集

世界をきちんとあじわうための本

1,870円(税込)

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