1961年にアメリカで出版されたロングセラーの絵本『きみなんか だいきらいさ』。
仲良く1本の傘に入り、口を尖らし、睨み合う二人。
「ジェームズと ぼくは いつも なかよしだったよ。」「でも きょうは ちがう。ジェームズなんか だいきらいさ。」
水疱瘡にも一緒にかかるぐらい、仲良しだったのに。
「きみとは ぜっこうだ!」「いいとも!」
「ねえ、ジェームズ!」「なんだい?」「ローラースケートやらない?」
言いたいことを言い合った後は、あっと言う間に仲直り。子どもたちの真っすぐな心が見事に表現されたストーリーと、センダックが描く表情豊かな挿絵も魅力。
出版から50年以上経った今も、世界中で愛されている名作絵本。小さなお子様でも手に取りやすい小型サイズで、4〜5歳頃からのお子様におススメの一冊です。