シンガーソング絵本ライター・中川ひろたか作の「はじめてのテツガクシリーズ絵本」の第一弾、『ないた』。画家の長新太さんの独特の色彩とタッチで描かれた挿絵も魅力の絵本。
「ころんで ないた。ぶつけて ないた。」
「まいごになって ないた。うれしくて ないた。」
「おとなは なんで、なかないんだろう。」
「どうして ぼくは なくんだろう。いちにち いっかいは ないている。」
人は、悲しいとき、痛いとき、嬉しいとき、恥ずかしいとき、大人だって涙する。「泣く」ことについて、とことん考える絵本。小学生から大人まで、親子で一緒に楽しめる一冊です。