1912年に、アメリカの女性作家、ジョーン・ウェブスターの手によって生まれた『あしながおじさん』。世界中で愛されている不朽の名作が、谷川俊太郎さんの翻訳、安野光雅の挿絵と共に蘇りました。
孤児院で育ったジュディは、ある紳士の援助でカレッジへ進学することができます。その援助を受ける条件は、月に一度その”おじさま”に手紙を書くこと。謎の紳士を””あしながおじさん”と名付け、ユーモアあふれるジュディの手紙を軸に、ストーリーが展開します。
手紙の内容は、ジュディのカレッジでの様子やダンスパーティーなど、日々の出来事が綴られています。
安野さんが描く心温まる挿絵によって、目の前に情景が広がり、物語を読み解くことができます。
丁寧に描かれた色彩豊かな挿絵と共に、その時代に思いを馳せながら楽しめる一冊。
すべてに”ルビ(ふりがな)”がついていますので、大人から子どもまで楽しむことができます。大切な方への贈り物にもおススメです。