札幌在住の歌人、樋口智子さんの歌集、『幾つかは星』。第一歌集の「つきさっぷ」から12年、待望の第2歌集が届きました。
「愛しきいのちに寄り添う日々のうた」を歌った歌集、帯には、樋口さんが選ばれた自選五首が紹介されています。
「いっしょけんめい
この春の出会いや別れを背負わずにただひたすらに一輪を咲く
クロッカスのめしべの黄色に呼応せよ子の歓声が色づいてゆく」
歌集は、いつでも、どのページからでも、言葉に出逢うことができる、物語とはまた違う魅力があります。
挿画は、樋口さんたってのご希望で、当店でも人気の「シミ-書房」さんが手掛けられています。贈り物にもおすすめの一冊です。