1984年に出版されたロングセラーの絵本、『はじめてのキャンプ』。小さな女の子、なほちゃんが一晩のキャンプを通して成長する姿を描いた心温まる物語です。
なほちゃんは、大きな子たちにまじって、キャンプに行きたいと話しますが、「ちっちゃい子はだめ!」と反対されてしまいます。
でも、「わたし、くらいそとに ひとりで おしっこにいける!」と言って、連れていってもらえることになりました。
「さあ、いよいよ キャンプに しゅっぱつです。」
なほちゃんも大きな子たちと一緒に、重い荷物も担いで出発です。
キャンプでは、やることが沢山あります。薪集めを担当したなほちゃん、なかなか見つけられなかった薪も、こんなにすごい薪を見つけることができました。
みんなで作ったご飯を食べ、ご飯の後は、河原で冷やしたスイカを食べます。
キャンプファイヤーや花火を楽しみ、夜は、テントの中でお楽しみの”こわい話”。
こわい話を聞いたなほちゃん、はたして、一人でトイレに行けたのでしょうか。
林明子さんが描く、色数を抑えた温かな挿絵も魅力。泣いたり笑ったり、くるくると変わるなほちゃんの表情と共に、ワクワクする夏のひと時を体験できる一冊。4歳頃からのお子様におススメです。