詩人の谷川俊太郎さんの、ひらがな詩46篇が収録された詩集、『バウムクーヘン』です。ディック・ブルーナさんの画が目を惹く装丁は、名久井直子さんが手掛けられています。
表紙をめくると、見返しは、ディック・ブルーナさんが描いた鮮やかなお花の色、目の覚めるような黄色で作られています。
ひらがなで書かれた詩が収録された詩集ですが、大人の心もぐっと掴み、心に響きます。
「ヒトが木の年輪(バウムクーヘン!)のように精神年齢を重ねていくものだとしたら、現在の自分の魂の中にゼロ歳から今に至る自分がいてもおかしくありません。」
じっくりと自分と向き合うときに読みたい詩集、贈り物にもおススメです。