イラストレーターの柴田ケイコさんの絵本、『めがねこのぼうけん』です。絵本デビュー作の「めがねこ」が主人公の、新たな物語です。
ある日、”めがねこ”のお店に、お手紙が届きました。「おおきさは めがねこさんが ろっぽ あるいたくらいです。できたら 3ちょうめまで もってきてください。」
”めがねこ”は、お手伝いのねずみ三兄弟と一緒に、一晩かけて、大きなメガネを作りました。
森の3丁目に向かう途中、様々な動物と出会い、動物たちにぴったりのメガネを作りながら、進んでいきます。
ふくろうさんからのリクエストは、「ひるを よるにしてくれるメガネ」。”めがねこ”は、光を通さないサングラスを作りました。
次に出会ったのは、元気のないおばけ。おばけとしてやっていく自信がないおばけ、そのメガネをかけると、怖いおばけに変身。
その時、突然強い風が吹いて・・・その風は、ぞうさんの鼻息。大きなメガネの主は、ぞうさんでした。
メガネは、ただ視力を補うだけではなく、目を守ったり、気持ちを明るくしたり、心を動かす道具なのかもしれません。。
「この世界に、めがねがあってよかった!」
メガネが愛おしくなる一冊です。