山音文学会既刊の『昔話 北海道』、昭和45年に出版された第1集から始まり、第5集は平成4年に出版されたものです。
こちらは、第1集。第1集のみ森野正子さんが書かれたもので、北海道の南西部、胆振地方に伝わる昔話が収録されています。挿絵と共に、現地写真も掲載されている興味深い一冊です。
こちらは、第2集。第2集からは、堀内興一さんが書かれています。第2集には、支笏湖や摩周湖、阿寒湖、積丹半島など、水辺の地域に伝わる昔話が収録されています。
こちらは、第3集。第3集も、胆振地方に伝わる昔話が収録されています。それぞれの挿絵も魅力的で、物語に情景が加わり、引き込まれていきます。
こちらは、第4集。第4集は、「あばしり地方 二千年の民話集」と題し、オホーツク地方に伝わる昔話が収録されています。
こちらは、第5集。第5集は、道北、道央、道南に伝わる昔話が収録されています。
北海道には、アイヌ民族の伝承している伝説や、語り継がれてきた物語が多く残されています。先人の生活や文化、歴史を知り、新たな気付きを与えてくれる作品集です。