誰かの生き方が気付きになる、情報ではなく情緒が動くような媒体『nice things.』。今号(issue 72)の特集は、「扉を開けたいお店。」です。
鹿児島県の山奥、築100年を超える旧郵便局の跡地にひっそりと佇む「山猫瓶詰研究所」。
扉を開けると、地元の食材を使った瓶詰や雑貨が並ぶショップ、マフィンやカタラーナが楽しめるカフェへと繋がっています。
どこかミステリアスさを漂わせる空間は、宮澤賢治の童話「注文の多い料理店」から着想を得たもの。お店には、童話に出てくる山猫をモチーフにしたアイテムが並んでいます。
お店の最奥にあるスペースは一日一組限定の宿。山猫が潜む洞窟のような秘密基地は、まさしく童話の世界に足を踏み入れたような気分を味わえますね。
ほかにも、時間をかけて"自分"と"モノ"と"ヒト"との関わり方を模索してきた、8人の店主たちのこれまでの道のりと、彼らがたどり着いた扉の先の物語を、美しい写真とともに紹介しています。
"食"や"もの"のつくり手を取り上げたインタビューや連載も豊富に掲載。ぜひ、お手にとってゆっくりとページを捲っていただきたい一冊です。
当店では、nice things.のバックナンバーもお取り扱いがございます。合わせてご覧ください。