写真家 石川直樹さんが編集長を務める知床のブランドブック『SHIRETOKO SUSTAINABLE 海と、森と、人。』の第6号です。
日常の風景や町民のポートレートなど、これまでのイメージとは少し違った目線で、知床の新たな魅力をご紹介します。
表紙は、羅臼岳の斜面を駆け下りるアイヌ犬チャイ。厳しい自然環境の中にも、たくましく育つアイヌ犬の無邪気な姿が可愛らしいですね。
知床を愛し、長年、知床を撮り続けてきた石川さんの、荒々しくも美しい自然の姿をとらえた写真も魅力です。
植物学者 内田暁友さんを通して観る植物の世界。知床の広大な森の中、足元でひっそりと息づく小さな植物たちは、まるで宝石のような佇まいです。
知床に住む人々のポートレートは、少年野球の子どもたちをはじめ、作家やライター、ダンサーなど、将来を担う若者たちの生き生きとした表情が捉えられています。
知床に暮らす人々のインタビューでは、長年、町民の暮らしを支えてきた水産加工業と漁業にフォーカス。厳しい海の環境に耐えてきた道具を収めた一枚は、思わず息を呑む美しさです。
自然と親しむ、子供たちのポップなアート作品も。
昭和時代に家庭で撮影した8mmフィルムを集めた地域映画「斜里 -昭和ノ映写室-」を手がけた三好大輔監督のインタビューも掲載。
映画製作を通じて触れた斜里町への想いや、映画製作に対する想いがつづられています。
美しい自然とそこに暮らす人びとの等身大の姿を通じて、知床の歴史や文化、暮らしを知る一冊。知床を愛する石川さんの視点と共に、知床の新たな魅力を見つけてください。
当店では、『知床サスティナブルブック』のバックナンバーもお取り扱いしております。ぜひ、合わせてご覧ください。