写真家 石川直樹さんが編集長を務める知床のブランドブック、『SHIRETOKO SUSTAINABLE 海と、森と、人。』の第7号です。
まちの日常の風景や町民のポートレートなど、これまでのイメージとは少し違った目線で、知床の新たな魅力をご紹介するブランドブック。2017年から毎年一冊ずつ、制作・発行が続けられています。
第7号で取り上げるのは、"知床の農業"。道東・知床の広大な畑と牧草地の風景は、まるで異国を訪れているかのよう。
知床の地で農業を営む人々の姿からは、厳しい自然環境にも負けず、逞しく前進してきた斜里町民の飾らない人柄が伺えます。
知床を愛し、長年、知床を撮り続けてきた石川さんによる、荒々しくも美しい自然の姿をとらえた写真も大きな魅力。
今号では、滝全体を源泉が流れる全国的にも珍しい「カムイワッカ湯の滝」を、石川さん自らの写真と文章でご紹介しています。
落石の危険性により、長らく立ち入りが禁止されてきたカムイワッカ川上流。2023年7月、多くの調査と再整備を経て、18年ぶりに四の滝までの開放が実現しました。
アイヌの人々が「神の水」と呼び、特別な場所とされてきたカムイワッカ川の自然で雄大な姿を、石川さんの美しい写真でお楽しみいただけます。
斜里町民を映したポートレートは、自然の中で遊ぶ子供たちの生き生きとした姿が印象的。
斜里町立知床博物館・学芸員の臼井平さんのインタビューでは、知床半島の歴史と先人の息づかいを感じさせる資料の魅力を、古い漁具の写真とともにご紹介します。
美しい自然とそこに暮らす人びとの等身大の姿を通じて、知床の歴史や文化、暮らしを知る一冊。知床を愛する石川さんの視点と共に、知床の新たな魅力を見つけてください。
当店では、『SHIRETOKO SUSTAINABLE 海と、森と、人。』のバックナンバーもお取り扱いしております。ぜひ、合わせてご覧ください。