誰かの生き方が気付きになる、情報ではなく情緒が動くような媒体『nice things.』の最新号が届きました。今号のテーマは、「いつもの、私を、愛そう。暮らしの道具店」です。
それがあると、少し気持ちが晴れる、気持ちが上がる。私の一日に小さなしあわせを運んでくれる。そんな、日々の自分を愛するための道具と道具店の特集です。
奈良の観光エリアから少しはずれた集落の古民家、米子市の水鳥が訪れる湖の畔、宇治のお茶屋が連なる一本路地の奥。土地も来歴も様々な8人の店主たちが営む、個性豊かな8つの道具店をご紹介します。
お店で扱われているのは、それぞれの店主が実際に触れ、使って、心地よいと感じた器や道具たち。たとえば、”その箒が部屋にあるだけでうれしい”、”器を見ながらうれしい気持ちになれる”、そんな日々の暮らしを豊かにしてくれる、とっておきの品々が揃えられています。
”毎日使う道具、ふれるものが一つでも二つでも大事にしたいと思えるものだったら、単調な毎日も、愛おしい時間の積み重ねになってくれるのでは。" そんな店主たちの、道具と人への思いやりが感じらる温かなインタビューです。
美しい写真の中には、ヒシガタ文庫でも受注会を開いてくださっているヤンマ産業さんのお洋服や、北海道出身の作家さんの器たちも。馴染みのある道具や作家さんが、遠く離れた地でも愛しまれている姿は、なんだか嬉しくなりますね。
札幌からは、作家の器とアンティークのお店「sabita」が掲載されています。白を基調とした素敵な店内と、店主の吉田さんが歩まれてきたこれまでのストーリーが丁寧に綴られています。
美しい料理と個性豊かで魅力的な店主のインタビューが人気の連載、「おいしい、って、どこ、から。」では、ナチュラルワインを中心としたお酒と料理のお店「Gris」をご紹介。札幌にお越しの際は一度は足を運んでいただきたい、ヒシガタ文庫のスタッフも通う名店です。
美術館に行ってアートにふれることももちろん良いけれど、一番近くに美しいものがあるということを知ってもらいたい。毎日の道具から、暮らしと自分を見つめ直す 『nice things. 79』。素敵な道具との出会いを楽しみに、ゆっくりとページを捲ってみてはいかがでしょうか。
当店では、nice things.のバックナンバーもお取り扱いがございます。合わせてご覧ください。