1951年にアメリカで出版され、世界中の子どもたちに読み継がれている児童文学の名作、エルマーと竜の友情のお話3部作の一つ、『エルマーと16ぴきのりゅう』です。
ある日、エルマーは、助けたノラネコから、かわいそうな竜のいる島の話を聞き、冒険の旅に出かけます。第3部作の冒険の旅は、りゅうの家族が住む「そらいろこうげん」へ戻る旅のお話。りゅうを捕えようとする怪しい人間たち。エルマーとりゅうは、無事に家族のもとに帰ることができるのでしょうか。
旅路でりゅうがお話する16ぴきの愛らしい家族も魅力的。
本の見返しに描かれているのは、エルマーが旅した地図。地図を眺めながら読み進めていくと、ハラハラドキドキ、ファンタジーの世界に引き込まれていきます。
作者の義母であるルース・クリスマン・ガネットが描く優しいタッチで描かれた挿絵も魅力。
少年エルマーと竜の友情の物語は、「エルマーのぼうけん」「エルマーとりゅう」の全部で三部作。どれも、心に残る冒険の物語です。
お子様が初めて一人で読む「児童文学」としてもおススメの一冊です。