銅版画家としても活躍されている樋勝朋巳さんが描いた絵本『クネクネさんのいちにち きょうはマラカスのひ』。扉に書かれているこの言葉から始まります。「マラカスを しっていますか? てに もって ふると おとがする たのしい がっきです。」
可愛らしいタイツを履いているクネクネさんが、お友達のパーマさんとフワフワさんを招いて、マラカスの発表会をする温かなストーリーです。
「チャチャ ウー チャチャ ウー」「カンカンカカーン」。リズミカルなマラカスの音色を想像して、思わずクネクネさんたちと一緒に踊りたくなってしまいます。
柔らかなタッチの絵とほのぼのとしたストーリーで、読み終えた後、温かな気持ちにさせてくれる一冊です。
見返しに描かれた、クネクネさんたちのタイツコレクションが何とも愛らしい。
4歳頃から大人まで、お楽しみいただける絵本です。