1955年に刊行されたアメリカのマリー・ホール・エッツ作のロングセラー絵本『わたしとあそんで』。女の子と動物たちの交流を描く心温まる物語です。
原っぱへ遊びにやって来た女の子は、バッタやかえる、カメやリスなど、沢山の動物たちに出会います。「バッタさん、あそびましょ。」わたしがつかまえようとすると、バッタはぴょんととんでいってしまいました。
女の子が声をかけても、誰も遊んでくれません。女の子は、一人静かにじっとしていると、バッタやかえる、カメやリスも、みんな戻ってきました。
純粋な女の子と動物たちの心のふれあいがもたらす物語。
原っぱを照らす優しい光、笑顔で女の子を見守ってくれる太陽の存在がまた温かい。
クリーム色のやわらかな背景に、エッツが描く優しいタッチの描画が美しい絵本。3歳頃からのお子様におススメの絵本です。