1967年にアメリカで刊行されたユリ・シュルヴィッツ作のロングセラー絵本『あるげつようびのあさ』。ニューヨークに住む男の子が描く空想の世界。
「あるげつようびのあさ、おうさまと、じょおうさまと、おうじさまが、ぼくをたずねてきた。でもぼくはるすだった。」
物語は、町の風景とともに、男の子の語り口から始まります。
ニューヨークのアパートや、コインランドリーにグローサリー(食料品店)。アメリカで刊行された当時の町の風景が、男の子の日常とともに、丁寧に描写されています。
ニューヨークの情景とともに、男の子の空想の世界が広がっていく。
日々の出来事とともに、空想の世界を楽しむ、美しく、楽しい絵本。5歳ぐらいのお子様から大人までお楽しみいただける一冊です。