1932年に、ローラ・インガルス・ワイルダーがアメリカの西部開拓時代を描いた『大草原の小さな家』。世界中で愛されている不朽の名作が、絵本作家・安野光雅の絵と訳によって『小さな家のローラ』として生まれました。
冒頭には、舞台となった北アメリカの地図や、物語にでてくる人たち、ローラたちの家の内部が描かれているページも。これから始まる物語のイメージが膨らむ素敵なしかけです。
本書には、安野さんが描く心温まる沢山の挿絵が使われています。文と共に、丁寧に描かれた挿絵から情景が広がり、物語を読み解くことができます。
大自然の中で、たくましく生きるある家族の物語。安野さんの温かく色彩豊かな挿絵と共に、その時代に思いを馳せながら楽しめる一冊。
大人から子どもまで楽しむことができ、贈り物にもおススメの一冊です。