おじいちゃんと孫の女の子の心温まる交流を描いたジョン・バーニンガムの名作『おじいちゃん』。
緑色のソファーに腰掛け、手を広げて優しい笑顔で女の子を迎えるおじいちゃん。
おじいちゃんと女の子の会話は、ちぐはぐなようで、ちゃんとわかり合っています。信頼感と深い愛に包まれた二人の時間。
仲良しの二人でも、ときには、ケンカもします。
夏も冬も、おじいちゃんと女の子はいつでも一緒にお出かけします。
時は流れ、おじいちゃんも年をとり、ソファで過ごすことも多くなってきました。
おじいちゃんのお膝の上に座る女の子。このまま時間が止まってくれたらいいのに。
いのち、老い、死について、ジョン・バーニンガムが描く優しいタッチと色彩の挿絵と共に、生命の大切さを子どもに優しく伝える絵本。おススメの一冊です。