福岡を拠点に、幅広く活動する”kurasukoto”が年2回刊行する『くらすことの本』。「わたし自身のものさしをみつける」を軸に、暮らしや食、子ども、お母さん、からだとこころ、家族、子育て、教育、つながり、女性としての生き方など興味深いテーマを取り上げ、自分のものさしづくりのヒントとなる一冊を目指して作られています。
冒頭を飾る企画は、京都の菜食料理の教室「料理教室森田 料理奇譚」。授業で行われる「青菜の湯がき方」など、野菜のエネルギーを感じる写真と共に、紹介されています。
こちらは、季節に寄り添った料理を提案する「かえる食堂」の料理家、松本朱希子さんのお話。
2歳になるゆずちゃんのかわいらしい写真と共に、娘さんの服作りを通して手仕事を楽しむ豊かな暮らしが紹介されています。
こちらは、助産婦の岡野眞規代さんのお話、「赤ちゃんは話しかけられるのを待っている」、多くのお産に向き合ってこられた岡野さんの優しい言葉が響きます。
世界中で愛されている児童文学の名作『エルマーのぼうけん』。アメリカで出版されて70年を迎えた2018年、作者のルース・スタイルス・ガネットさんが95歳で来日されました。この物語が生まれたのは、ガネットさんが22歳の時。物語の誕生やご自身について、貴重なインタビューが掲載されています。
様々な視点で暮らしを楽しむ女性の姿が紹介され、読み応えのある一冊。自分自身と向き合う機会を与えてくれる一冊です。