1948年にアメリカで出版され、世界中の子どもたちに読み継がれている児童文学の名作、『エルマーのぼうけん』です。
ある日、エルマーは、助けたノラネコから、かわいそうな竜のいる島の話を聞き、冒険の旅に出かけます。
猛獣たちが住む「どうぶつ島」では、トラやサイ、ライオンにゴリラ、次々と現れる猛獣たちに、エルマーは知恵を働かせて立ち向かいます。
本の見返しに描かれているのは、エルマーが旅した”みかん島”と”どうぶつ島”の地図。地図を眺めながら読み進めていくと、ハラハラドキドキ、ファンタジーの世界に引き込まれていきます。
作者の義母であるルース・クリスマン・ガネットが描く優しいタッチで描かれた挿絵も魅力。
少年エルマーと竜の友情の物語は、「エルマーとりゅう」「エルマーと16ぴきのりゅう」の全部で三部作。どれも、心に残る冒険の物語です。
お子様が初めて一人で読む「児童文学」としてもおススメの一冊です。