1963年に刊行されたアメリカのマリー・ホール・エッツ作のロングセラー絵本『もりのなか』。ラッパを持って一人で散歩していた男の子が、森の中で動物たちと出逢う物語。
ぼくのラッパを聞いて、ゾウが目をさまします。
「ぼくも ついていって いいかい?」ライオンは、ぼくの散歩についていきます。
ライオンに、二匹のゾウ、二匹のくまに、カンガルーの親子。いつの間にか、ぼくの散歩は、ぼくの行列に!
みんなで歩いた後、おかしを食べ、いろいろな遊びをし、かくれんぼもやりました。
「もういいかい!」目を開けると、ぼくを探していたおとうさんが現れます。「いったい だれと はなしてたんだい?」おとうさんが子どもの真っすぐな気持ちを受け止め、夢と現実が緩やかに切り替わるファンタジーの世界。モノクロで描かれた挿絵と共に、夢の世界へ引き込まれていく絵本。2歳頃からのお子様におすすめの一冊です。