あらすじ

「どこで、どのように、自分らしく暮らそう」をテーマに、長崎県・五島列島から全国に向けて届けられる季刊誌『nice things.』。創刊から80号を迎えた今号を記念するテーマは、「自分の地図。」です。

農業に関わる人、職に関わる人、場を作る人など、そのときそのときでさまざまな足跡を残しながら、自分なりの地図を作り上げてきた人たちの物語が、美しい写真と文章で丁寧に綴られています。

例えば「飲食店」や「農家」といった既存のカタチに捉われず、地域や人、社会、そして自分に必要な場所を、”心地よい”と思う姿で作り上げてきた人たち。時に壁にぶつかり、時に立ち止まりながらも、自由に柔軟に進み続ける彼らのライフスタイルは、多くの気づきを与えてくれます。

毎号nice things.が取り上げる人たちは、出身や年齢、社会経験もさまざま。そんな彼らに共通しているのは、新しい価値観を持ちながら、地域と人との繋がりを大切にしている点です。自分らしい暮らしを中心に据えながら、将来を見据えてその土地にしっかりと根を下ろす姿に学ぶことも多いのではないでしょうか。

「”暮らしの気づき”につながる媒体でありたい」という想いで発行が重ねられてきた『nice things.』。取材する人たちの暮らしや仕事、ものづくりを通じて、自分の暮らしや生き方を見つめ直すきっかけになる、そんな取材の原点を感じさせる一冊です。