山口県在住の美術家、保手濱拓さんの2026年カレンダーが届きました。北海道・洞爺湖在住のデザイナーユニット”drop around”と一緒に、2014年から作り続けられているオリジナルプロダクトです。

「毎月、小さな絵を飾るように、描いた絵を暮らしの中で愉しんでほしい」という思いからつくりはじめられたカレンダー。柔らかな色彩とやさしい形で描かれる作品からは、自然や日々の暮らしをおだやかに見つめる保手濱さんの眼差しが感じられます。

その年その年に保手濱さんが描き溜めてこられたカラー絵とモノクロの線画の中から、drop aroundがひと月毎に一枚ずつ、それぞれ12枚の絵を厳選し組み合わせてデザイン。

身近な自然や風景、見たものや感じたことなど、保手濱さんが見つけた”日常の中にある素朴な美しさ”が、水彩、線画、エッチングなど様々な手法を使って表現されています。

毎年少しずつ変化し、新鮮に生まれ変わっていくドローイングも魅力。めくり終わった後は暦部分を切り取って、ポストカードや便箋としてお使いいただいても素敵です。

暦にはさりげなく、満月（黄色丸）、新月（灰色丸）の日が印してあります。自然にそっと寄り添う雰囲気が、保手濱さんらしいです。

どこか懐かしいようで、時にはっとするほど美しい、そんな日々の中にある芸術を作品にとじ込めたカレンダー。どんな場所にも、そっと柔らかな空気を運んでくれます。