あらすじ

刺繍・絵・言葉でいろいろなものをつくる美術家・神尾茉利さんが制作、教育家で見守る子育て研究所®所長の小川大介さんが監修を務める『ちくちく！あいうえお えほん』。
愉快でかわいい刺繍のモチーフと一緒に、ひらがなを覚えながら、たくさんのことばと出会える新しい刺繍絵本です。

「あ」から「ん」まで、1ページごとに50音のひらがなを1音ずつ配置。その文字ではじまることばをページいっぱいに集めました。

お子さんが知っていることばから、意外なことば、まだ知らないようなことばまで、集められた単語は全部で900個以上。食べ物、動物、日用品、あいさつ、伝統行事など、遊び心たっぷりのモチーフと、自由なことば選びには思わずクスッとしてしまいます。

大切にしたのは、家族で笑顔になれるような楽しさがあること。「これ知ってる？」と会話をしながら、お子さんと一緒にことばを組み合わせてストーリーを想像するのも楽しいですね。

絵本の中にある文字とモチーフは、すべて神尾さんの手づくり。動物たちの毛並みやモノの質感、手触りにあわせて3種類の糸と8種類のステッチを使い分け、フェルトと刺繍で一つ一つ丁寧に表現されています。

例えば、神尾さんも感動したという、この「だんごむし」。ツヤッとした質感のサテン糸を使ったところ、見事なまでのダンゴムシ感が！

「この絵本をきっかけに、刺繍に親しんでもらえたら」という思いから、お子さんが真似しやすいよう、ステッチは糸を重ねず、一つ一つの形がわかりやすいよう刺繍されています。巻末には、はじめての「ししゅう」にトライしたいお子さん向けの解説と、大人の方も一緒に楽しめる図案の起こし方を収録。

ひらがなに興味を持ちはじめたお子さんはもちろん、大人も眺めて楽しいことばの絵本。好きなことばを探したり、モチーフを見ながらことばを想像したり、じぶんの名前の文字のページを開いてみたり。刺繍で綴る、あいうえおことばの世界をお楽しみください。

• 監修：小川 大介（おがわ だいすけ）
• 教育家／見守る子育て研究所®　所長。
  1973年生まれ。京都大学法学部卒業。中学受験指導、プロ講師育成、個別塾経営の経験を通じて、子ども個々の才能タイプに基づく独自の成績向上ノウハウを確立。現在は「“見守る子育て”を日本の常識にする」をミッションに掲げ、人の隠れた才能を見つけ引き出す技術体系「見守る子育て」の普及に務める。『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』（KADOKAWA）など著書・監修多数。
  ※この絵本のお気に入りのことばは「アンキロサウルス」と「まつぼっくり」。
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